欲を持つということ
世間的には『欲張らない』『欲をもってはいけない』と言われる事がありますが本当にそうでしょうか?
私は生きる上で欲は必要不可欠な感情だと思っています。
欲求の中には5段階あり、私が目指す自己実現欲求は一番上に属します。
下から4つまでの欲求は基本的欲求(欠乏欲求)といわれていて、その欲求が満たされていないと自己実現欲求が表れてこないと言われています。
①生理的欲求…生命を維持したいという欲求
②安全欲求…安全に暮らしたいという欲求
③所属・愛情の欲求…他社と関わりたいという欲求
④承認欲求…他社や社会から認められたいという欲求
訪問鍼灸・マッサージにはこのような基本的欲求を満たす為のメリットがあります。
①→寝たきりの方に、体位変換やマッサージをする事で褥瘡予防になり、生命維持のサポートができます。
②→ケガや加齢で関節が動かなくなった時、機能訓練をする事で歩けるようになったり階段の昇降が可能になり、安全に生活できるレベルが上がります。
③→家族以外の人と接する機会が減る中で、定期的にご自宅に伺う第3者として、家族とは違う目線で色々なお話しをする事が出来ます。
④→その方の人生のお話しを聞き人生を共感することで、患者さん自身が認められたと感じてくれます。
また、ご家族の方に対しても、介護の負担を減らす事ができ、より暮らしやすい環境をサポートできます。
このような欲求が満たされた時、クライアントから『外に歩いて買い物に行きたい』『趣味だった写真をもう一度始めたい』との声が上がります。
他の人から見れば簡単な事かもしれませんが、本人にとっては『自分の人生を楽しむ為に叶えたい目標』が初めて生まれてきます。
そのようなその方にとって『人生の目標』が生まれ、その目標に対してどうサポートできるか考え行動していく事が私たちの使命です。
年齢・性別関係なく、自分自身の目標を見つける事が生きる活力につながると信じています。QOOLはそんな人達と手を取り、一緒に寄り添っていきたいと思っています。