ベターからベストへ、ベストからマストへ
この言葉は私がトレーナー業務をやる中で、次の世代にこの仕事に就くにあたってどのような経緯だったか、どんな気持ちでやっているかをどう伝えるか考えた時に思い浮かんだ言葉です。
私自身学生時代にレスリングをやっていて、当初はレスリングのトレーナーとして関わりたいと思っていました。
そんな事を思いながら前会社で依頼が来たのは陸上チームのトレーナー依頼でした。
それも女子チームという全く知らない世界。
しかも、同じ会社の女性スタッフが辞める際に『本当は女性トレーナーが良いけど、男性トレーナーしかいないなら、しょうがないか。。。』という感じのスタートでした。
で、迷ったかというと、お話しが来た際にその場で即答しました。友人の結婚式の予定をドタキャンして、1週間後には現場に帯同していました。
そのタイミングで自分にお話しが来たのは、偶然ではないと思い、断る理由もなかったので、即答させてもらいましたが、選手の頑張りを横でサポートさせてもらいながらオリンピック・世界大会など、さまざまな経験をさせてもらいました。
最初のきっかけは『是非ウチの選手をサポートしてもらいたい!』なんて、理想的なものではありませんでしたが、『他の人に頼むより、一生懸命働いてくれるから良かったかな』と思ってもらえるように働きました。
その後は『他の人より、牧野さんに頼みたい』と思ってもらえるように働き、最終的には『勝負する時は牧野さんじゃないとダメだ!』と思ってもらえるよう働いています。
なので、大前提として2回目を呼んでもらえるように目の前の仕事に手を抜かない。
2回目からは、よりチームに特化した接し方・求められている役割を果たす。
最終的には、自分の強みを生かして他の人では出来ないサポートを行う。
振り返るとこんな気持ちで仕事していたなと思います。
そこから『ベターからベストへ ベストからマストへ』という言葉が生まれ、今の自分の仕事の指針にしています。
現場がどこであっても、接する相手が変わっても、この言葉を胸に、関係性を築いてお互いにとって良い方向へ向かうようこれからも仕事をしていきます。