【PCR検査って何??】
新型コロナウイルスが感染拡大し、よく「PCR」検査を耳にすることが多いと思います。
日本は他の国に比べ検査している母体数も少ない!
という声も聞きますし、そういう記事もよく目にすると思います。
現代は、インターネットが発展しており、情報が溢れています。もちろんその中には正しい情報もあれば、誤報もたくさんあります。
その中から精査して、情報を取捨選択しなくてはいけません。
今皆さんがとても興味深い「PCR検査」について調べてみましたので一読してください。
まず、そもそもPCR検査とは?
●PCR検査は、(Polymerase chain reaction:ポリメラーゼ連鎖反応)の頭文字を取ってそのように呼ばれています。
●ウイルスなど顕微鏡ではみることのできない病原体の有無を微量の検体で検出する方法
●検査方法は、遺伝子増幅技術という、遺伝子を人工的に増やしたい遺伝子のDNA配列にくっつくことができる短いDNA(プライマー)を用意し、酵素の働きと温度を上げ下げすることで目的の遺伝子を増やし、増えたDNAを染めます。そして、検体の中に増やしたい遺伝子があれば増えて目で確認できることでき、それが“陽性”と判定されます。
参照:日本微生物研究所
●検査の所要時間は、約6時間。
2月26や27日に各紙新聞で、産業技術総合研究所がコロナウイルスの有無を迅速(約15分)に診断できる手法を杏林製薬チームと開発をした。来月に導入を目指す。という記事があったがその後実際に導入されているかはわかりません。
●検査には、感度と特異度というものがあります。PCR検査自体、感度がそれほど高くなく、特異度は99%以上と高い検査になります。
ちなみに、今回の新型コロナウイルスの検査のPCR検査の感度や特異度についての正式な発表はありません。
ここの【感度】とは正確に陽性という結果が得られる割合の事を言います。
例えば、感度70%だとすると、感染者100人に検査をして陽性が70人、陰性が30人になる。この30人は偽陰性になります。
正しく検体を採取できなかったり、検体を採取した場所にウイルスがでていなかったりすればウイルスに感染していても偽陰性になります。
また、【特異度】とは正確に陰性と結果が得られる割合です。
PRC検査は、特異度99%以上ということですので、偽陽性(感染していないのに陽性と誤ってでる)が少ないです。
●多くの人を検査すればするほど、偽陰性の人が多くでてしまうリスクもあります。
そのため日本では、ガイドラインを作成し、それに沿って検査対象を絞って行って検査をしています。
新型コロナウイルスおよびPCR検査について正しい知識や新しい情報に目を向けて自分自身や大切な人を守っていきましょう!
新型コロナウイルスについて・正しい手洗い方法についてはこちら
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