【最期まで付き添う】
90代女性 調布市入間町在住
寝たきりの状態で重度の認知機能の低下がある患者様で、右肩関節頸部骨折後の後遺症があり施術の依頼がありました。
右肩の関節可動域を拡大のためのマッサージと運動をメインに全身のマッサージを開始し、3か月程度で右手の手指が動かせるようになりスプーンを握ることができました。さらに手指が細かく動かせることを目標に施術を行っていましたが、開始より8か月程度で食欲が低下し身体が徐々に細くなっていました。
看取りの状態になったとの報告がありましたがご家族よりマッサージの継続の希望があり血流促進を目的に継続しています。マッサージの際に就寝されていることが多かったですが終始覚醒していることが増えてきています。
「不安だ」「何か変だ」というお話しが多かったですが、最近はお花のお話しやご家族のお話しをよくしてくださるようになっています。
年齢を重ねることで身体の不調が増えたり認知機能の低下や病気の進行等があります。何時でも「良い状態」を常に持続することは非常に難しく困難なことだと思います。
現状を把握してどんなサポートができるかを考え実行していくことが非常に大事だと感じています。