【平均寿命】と【健康寿命】
【平均寿命】
別名、「平均余命」とも言われています。
0歳の時に何歳まで生きられるかを統計的に予測した値です。
【健康寿命】
「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」
簡単に言うと、自立して健康に暮らしている期間です。
【平均寿命】と【健康寿命】の違い
平均寿命と健康寿命が同じということはありません。平均寿命のほうが長く、健康寿命と平均寿命の差は、不健康な期間と言えるので、この期間は短ければ短いほど良いとされています。
そして、いかに短くするかは国の大きな課題の一つであると言われています。
現在進行形で高齢化社会が進んでおります。また、昨年の出生率は約86万人で、過去最少であり、推計よりも2年早く90万人を割り、更に高年化社会は加速していくと言われています。
そして、今は、『老老介護』と言って、高齢者が高齢者を介護するという時代にもなってきています。
そのため、「健康寿命の延伸が不可欠」となっています。
先に述べたように、健康寿命は短ければ短いほどよく、いかに短くするかが国の大きな課題の一つです。
健康寿命の延伸には、『動ける身体』がキーであり、自分のことは自分でできるというのが、目標です。
では、そのためには、どうしたら良いのか。
『運動』と『定期的な身体のケア』が必要です。
健康寿命を阻害する要因として病気と怪我が主な要因です。
特に、要支援1,2の認定を受ける第1位がそれぞれ関節疾患と骨折・転倒です。
これらが起きる原因として、筋力(体力)の低下が主な原因です。
60歳を境に下肢の筋力が落ちる(低下する)と言われており、
特に女性の下肢(大腿四頭筋)の筋力低下は著しく、これによってつまずき転倒のリスクが高いため、筋力維持もしくは、筋力アップが健康寿命の延伸につながります。
筋力低下
↓
つまずき転倒
↓
怪我・骨折
↓
動かなくなる
↓
要介護
この連鎖を発生させないためにも、自立のためにも運動と定期的な身体のケアが効果的です。
私たちは鍼灸治療・マッサージだけではなく、機能訓練にも力を入れて、健康寿命を延ばす取り組みを行っています。