【鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師がケアマネ資格を持つことのメリット】

 

ケアマネとは?

「介護支援専門員」が正式名称で通称ケアマネジャー、ケアマネと呼ばれています。

 

どんな仕事をするの?

 

◎介護保険サービスを利用する際に必要なケアプランの作成

 →サービス(訪問介護やデイサービスなど)を受ける高齢者が抱える問題点を明らかにし、自立した日常生活を送れるように支援する上での課題を把握して、高齢者と一緒に目標を決めてモニタリングを行う

 

◎サービス事業所と高齢者をつなぎ合わせる調整役 

 →サービス事業所の数は、非常に多く、利用者である高齢者自身で目的にあった事業所を探すことは難しいので、様々な事業所について利用者に情報を提供します

 

 


では、どの部分で鍼灸師が介入できるのでしょうか?

 

介護保険事業には、大きく二つの事業があります。

一つは、介護保険の保険給付です。これは、要介護・要支援に認定された方々が、介護保険サービスを利用する時に受給できるものになります。

 

もう一つは、地域支援事業といい、認知症の方々の支援や要介護・要支援にまでは至らないが運動機能が低下したり、日常生活動作に支障が出てきたりした方々に対しての支援も行っています。

 

国民生活基礎調査によると、介護が必要となった主な原因は、関節疾患がおおよそ20%、高齢による衰弱が16.6%となっています。

特に、運動器系の症状は、日常生活動作に直接影響しているので日常生活を制限し、QOLを低下させる要因にもなっています。

 

「痛み→運動制限→非活動→筋力低下→ADL低下→非活動」という悪循環を生み出してしまいます。

 

しかし、鍼灸治療は、運動器・疼痛疾患に対しての有効性が高く、比較的、速効性もあるので悪循環を断ち切ることが可能ですので、退行性病変の進行を抑制する効果をもたらします。

 

特に、片麻痺、閉塞性動脈硬化や変形性膝関節炎、認知症の疾患に対して有用であるという研究結果があります。

 

そこで、今までに鍼灸治療に縁のなかった高齢者さんが、鍼灸資格を持つケアマネさんと関わることによって、日常生活動作向上のひとつの手段として可能性を広げることができるのではないでしょうか。

 

また、鍼灸師やあん摩・マッサージ指圧師は、機能訓練指導員として介護保険法によって定められているリハビリ分野を担うことができます。

例えば、鍼灸治療+運動療法で今まで2~3mまでしか歩けなかったところが、5m、10mと歩ける距離が長くなれば日常生活がより良いものなってきます。そしてQOLの向上につながるのではないでしょうか。

 

このような可能性を鍼灸師・あん摩マッサージ指圧師がケアマネジャーになることによって、引き起こされると信じています。

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